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県環衛研 新施設完成

2025-05-13(火) 13:36

老朽化などに伴い建て替えを行っていた和歌山市にある県環境衛生研究センターの新たな施設が完成し、今日、報道機関向けに内部が公開されました。県環境衛生研究センターは昭和44年に竣工し、新型コロナウイルスをはじめとする感染症や食中毒の検体検査のほか、大気汚染や工場から出る排水の水質検査などを行っています。センターによりますと、旧施設は竣工から50年以上が経過し、老朽化が進んでいたほか、感染症などの検査の安全性の確保や検査能力の強化を図ろうと、令和5年3月、旧施設に隣接する形で新築工事に着手、去年12月に完成し、先月1日から新たな施設での業務を開始しました。新たな施設は、鉄筋コンクリート造り、一部鉄骨造りの地上4階建てで、延床面積は3480平方メートルです。ウイルスなどの検査や、食品や環境の分析をそれぞれ別のフロアで行うことで、安全面やセキュリティ面が向上したほか、コロナウイルスなどの特定の病原体を扱う専用の検査室を整備して検査機器を増やしたことで、一日に検査できる検体数が増加しています。

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